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平成26年度調査研究


今回実施した調査・研究結果を関係する企業・団体、行政、学術・教育機関マスコミ等に提供し、政策策定や企業経営の一助となり、九州地域の持続的な発展に寄与するものと期待する。


女性の大活躍推進福岡県会議の実施


 経済界の積極的な関与により、産学官民一体となった社会変革の動きを推進する「女性の大活躍推進福岡県会議」を、九州全体を対象とした会議に先駆けて平成25年5月16日に設置した。同様な会議を佐賀県が平成26年1月に設置、広島県、長崎県、熊本県が設置するなど、活動が広まりつつある。

成果並びに今後の取組

  • 女性管理職比率等自主宣言登録:174社・団体(平成27年3月末)
  • 「女性管理職ネットワーク(WE-Net福岡)」は経営トップ層との交流会、男性管理職向け意識啓発小冊子の発行、リーダー予備軍に向けたワークショップ開催、育児世代のための勉強会、新入社員育成に向けての提言書の発行など、ターゲット別に働きかける活動を行った。
  • 平成27年2月6日、育休中の方、これから育休に入る方などを対象とした「仕事と子育て両立応援セミナー」や、平成27年2月18日に「これからの働き方を考えるワールドカフェ」を開催した。
  • 平成27年度に全国でスタートする「子ども・子育て支援新制度」が、仕事と育児の両立が促進され、女性が活躍できる環境の整備に寄与する制度となるよう提言書をとりまとめ、平成26年5月30日の一周年記念式典において森まさこ女性活力・子育て支援担当大臣(当時)に手交した。

女性の大活躍推進福岡県会議2014年度活動報告


海外人材の活用調査


九州地域が持続的な成長をめざすためには、外国人材の多様な価値観や経験、ノウハウなどを活かし、国内の人材とともに連係・活躍することで、地域経済社会の活性化やイノベーションの創出につながるなど、大きな可能性を持っている。企業や行政、地域による取組や制度を把握するとともに、外国人材とのさらなる共生推進の方策を探ることを目的として、多くの企業団体へのヒヤリングと有識者による委員会3回を実施した。


第1回委員会開催


日程平成26年12月25日(木)
場所九経調会議室
内容目的と調査方法についての意見交換・アドバイス

第2回委員会開催

日程平成27年2月24日(火)
場所九経調会議室
内容経過報告についての意見交換・アドバイス

第3回委員会開催

日程平成27年3月12日(木)
場所九経調会議室
内容最終報告についての意見交換・アドバイス

提言


外国人との共生を考える場合様々な課題があるが、九州は日本のなかでも非常に恵まれた環境にある事が分かった。その長所を生かした「グローバル人材が集まる九州」実現のために下記の5つの視点を提言した。

  • (1)留学生に対する支援の強化
  • (2)元留学生に対する支援
  • (3)中間技能外国人受け入れの検討
  • (4)外国人技能実習生に関する取組
  • (5)地域社会での受け入れ体制づくり

九州の地域経済社会における外国人労働者との共生推進可能性調査報告書


3Dプリンタ活用等ものづくりのビジネス展開・モデル化研究会


デジタルデータから直接造形物を作り出す「3Dプリンタ」に象徴される「付加製造技術」は、ネットワークの環境整備とあいまって、デジタル製造技術の進展を一気に加速する可能性を有している。
 そうした中、地域産業に還元していくためのネットワーク形成、新たな生産スタイルによるビジネス創出と価値創造の実現に向け、デジタルものづくりのビジネス展開や人材育成等の課題を検討するため研究会を開催した。

また、3Dプリンタ等デジタル機器が整備された施設のマップを作成し、中小企業の目に触れやすい工房や公設試験研究機関へ配備した。


開催内容


(1)第1回研究会平成26年10月1日
3Dプリンタとものづくり革新のゆくえ
(2)第2回研究会平成26年10月23日
3Dプリンタの新たな可能性
(3)第3回研究会平成26年11月15日
オープンネットワーク時代のものづくり
(4)第4回研究会平成26年11月27日
地産地消型ものづくりと人材育成1
(5)第5回研究会平成26年12月10日
地産地消型ものづくりと人材育成2

「3Dプリンタ活用等ものづくりのビジネス展開・モデル化研究会」報告書